症例別(ストレートネック)Straightneck
なかなか良くならない慢性的な頭痛・首の痛み・首、肩こりはストレートネックが原因かも知れません!!
ストレートネックとは首の骨(頚椎)の配列がまっすぐになり生理的前弯を失った状態です。(右図)
正常な頚椎は生理的前弯があり、横から見た状態で顔側に弯曲したきれいなアーチを描いています。(左図)
ストレートネックになってしまうと、首の前側(胸鎖乳突筋・斜角筋) 後側(頚板状筋・頭板状筋・肩甲挙筋) 肩・背中(僧帽筋・菱形筋)の筋肉は過緊張に強いられ、筋疲労・筋硬直・血行不良を起こします。
主な症状としては、慢性的な頭痛、頭重感、首・肩こり、首の痛み、めまい、吐き気、手のしびれなどがあります。
ストレートネックの原因Cause
人間の頭の重さは体重の約10%といわれており、体重50キロの人なら5キロの重さが首の上に乗っかっていることになります。
更に頭を30度傾けると×3倍、15キロの負荷を首や背中で支えているのです。
最近では年齢問わず、前傾姿勢での生活が増えて来ました。
スマートフォンやタブレット操作、PC作業、デスクワーク、読書、ゲーム、家事、育児、これらの動作は全て頭が前方に傾き猫背の姿勢になっており、この状態が習慣化すると頚椎前弯が消失し、ストレートネックになります。
また自動車などの追突事故によって頚部の急激な過伸展と前屈が起き(ムチウチ症)、強い衝撃を受けた事で頚椎にズレが生じ、ズレた椎骨に対し頚椎全体でバランスを取ろうとする為、本来の生理的前弯が失われていきます。
ストレートネックの改善方法How to improve
過緊張を起こしている首・肩・背中の筋肉を緩和しても対処療法にしかならず、原因となっている頚椎アライメントを調整しなければ根本的に改善はしません。
ストレートネックは下部頚椎の調整(アジャストメント)が必要であり、当院ではドロップテーブルを使い、調整を行います。首の負担もなく痛みもありません。
※脊柱(いわゆる背骨)全体で見ると頚椎は前弯・胸椎は後弯・腰椎は前弯・仙椎は後弯しており、この生理曲線が一般的に正常といわれていますが、ストレートネックの方は腰椎の生理的前弯も失われてくる為、腰痛・ギックリ腰・椎間板ヘルニア・坐骨神経痛などが発生する原因にもなります。
当院では、レントゲン解析も行っていますのでお気軽にお問い合わせください。